ギンバイカ(マートル)の育て方・栽培方法
育て方のポイント
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日なたから明るい日陰まで幅広く植えることができますが、日当たりがよいほうが花は多く咲きます。水はけがよく肥沃な土を好みます。冬期は-5℃を目途に防寒を行い、寒風が当たらないよう心がけます。
水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水をやります。庭植えで植えつけてから2年以上たつ株は特に水やりの必要はありません。
肥料
庭植えは2月ごろ寒肥(元肥)として有機質肥料を株元の周辺に埋めておきます。鉢植えは3月に化成肥料を株元に追肥します。

病気と害虫
特にありません。
用土(鉢植え)
水はけがよく有機質を多く含む土になるよう心がけます。赤玉土(中粒)1、日向土(中粒)1、完熟腐葉土または樹皮堆肥1の比率で混ぜたものなどを使います。
植えつけ、 植え替え
鉢植え、庭植えともに適期は3月から4月です。植え穴または鉢底に有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として施して植えます。暖かい地域の樹木なので、根を切って行う庭植えの移植は気温が上がる5月に行い、あらかじめ剪定で枝数を減らしておきます。鉢植えの植え替えは根鉢をあまりくずさないように注意して行います。

ふやし方
タネまき:10月に黒っぽく熟した果実からタネを取り出し、流水で果肉を洗い流します。その後、タネは乾燥させないように湿らせた砂と混ぜビニール袋に入れ密閉して冷蔵庫で保存し、気温が上がり始める翌年3月中旬から4月に取り出し、もう1回水でよく洗ってまきます。
主な作業
剪定:花が終わったら樹形を整えます。その後も翌年の開花まで、徒長枝の切り戻しを随時必要に応じて行います。
冬の防寒:もともと暖かい地域の樹木なので、冬は寒風が当たらないように風よけなどを行います。鉢植えは建物の南側など日当たりのよい場所に移し、寒冷地では日光の当たる室内に取り込みます。