セイヨウニンジンボクの基本情報
学名:Vitex agnus-castus
学名:Vitex agnus-castus
和名:セイヨウニンジンボク(西洋人参木)
科名 / 属名:シソ科 / ハマゴウ属
特徴
セイヨウニンジンボクは、花が少なくなる7月から、さわやかなスミレ色の花を咲かせます。生育旺盛で育てやすい落葉低木ですが、あまり栽培されていません。
ハマゴウ属には約250種が含まれ、主に熱帯に分布します。日本にもハマゴウ(Vitex rotundifolia)、ミツバハマゴウ(V. trifolia)が自生します。このなかで、寒さにも強く、花が美しいことから栽培されるのが、セイヨウニンジンボクです。花には芳香があり、葉にも香りがあり、開花期も非常に長いのが特徴です。樹高は3mほどになり、枝も広く張るため、栽培するには多少広い場所が必要ですが、開花時にはひときわ目立ちます。葉は、5~9枚の手のひら状になり、花のない時期でも楽しむことができます。

なお、ニンジンボクの名は、この葉が、チョウセンニンジン(Panax ginseng)に似ることに由来します。
半日程度は日が当たる場所から日なたで、寒風が当たらず、水はけのよい場所であれば、特別な管理をしなくても、毎年よく花を咲かせます。
※科名:クマツヅラ科で分類される場合もあります。

種類(原種、園芸品種)
ハマゴウ
Vitex rotundifolia
日本の本州から沖縄の、海岸の砂浜に生える落葉低木。地面を這って生育する。夏に青紫色の花を咲かせる。
セイヨウニンジンボク‘シルバー・スパイア’
Vitex agnus-castus ‘Silver Spire’
花は白色。