ヒアシンソイデスの基本情報
学名:Hyacinthoides(Scilla、Endymion)
学名:Hyacinthoides(Scilla、Endymion)
和名:ツリガネズイセン(釣鐘水仙) その他の名前:ブルーベル、シラー・カンパニュラータ
科名 / 属名:キジカクシ科 / ツリガネズイセン属(ヒアシンソイデス属)
特徴
ヒアシンソイデス属は、ヒアシンス(Hyacinthus)やシラー(Scilla)に近い仲間で、7種があり、以前はシラー属に分類されていました。このうち、ヒアシンソイデス・ヒスパニカ(H. hispanica)とヒアシンソイデス・ノンスクリプタ(H. non-scripta)の2種が主に栽培されています。いずれもいくつかの園芸品種があり、両者の交配によって育成されたものもあります。

ヒスパニカ種は「スパニッシュ・ブルーベル」または「シラー・カンパニュラータ」の名前で流通することも多く、やや細長い釣り鐘形の花が穂になって10輪くらい咲き、品種によっては20輪くらいつくこともあります。ムスカリの花が終わるころ、入れ代わるように咲き始め、群生させると一面に咲いてブルーのカーペットのようになります。ノンスクリプタ種は「イングリッシュ・ブルーベル」とも呼ばれ、花穂は細身で、花茎の上部が曲がって枝垂れるように咲き、花は片方向に寄っています。球根は直径2~3cmくらい、球状から棒状までやや不定形で、皮がないので白くつるっとした感じです。
「シラー・カンパニュラータ」の名前で、色別、または青、ピンク、白の混合の球根が販売されることが多く、品種がはっきりしたものを入手するには、通信販売などを利用します。
※科名:ヒアシンス科、ユリ科で分類される場合もあります。

種類(原種、園芸品種)
ヒアシンソイデス・ヒスパニカ‘アルバ’
Hyacinthoides hispanica ‘Alba’
白花。
ヒアシンソイデス・ヒスパニカ‘ロゼア’
Hyacinthoides hispanica ‘Rosea’
花色はピンク。
ヒアシンソイデス・ノンスクリプタ‘アルバ’
Hyacinthoides non-scripta ‘Alba’
白花。

ヒアシンソイデス・ノンスクリプタ‘ロゼア’
Hyacinthoides non-scripta ‘Rosea’
花色はピンク。
‘デインティ・メイド’
Hyacinthoides ‘Dainty Maid’
全体にやや大型で、濃桃色で花数が多い。
‘エクセルシア’
Hyacinthoides ‘Excelsior’
やや大型種で、濃い青紫色の花が咲く。